株式会社埼玉ヤマゼンを買収

2011年9月28日

ツネイシホールディングス

[企業動向]

ツネイシホールディングス株式会社(本社:広島県福山市沼隈町常石1083、代表取締役社長:神原勝成)100%子会社のツネイシカムテックス株式会社(代表取締役社長:篠原幸一、以下、TKAM)は、株式会社ヤマゼンホールディングス(以下、YZH)と株式譲渡契約(100%取得)を締結し、YZH傘下の株式会社埼玉ヤマゼン(代表取締役社長:若林伸次 以下、SYZ)を友好的に買収しました。

SYZは埼玉県下唯一の年間処理能力9万トンの大型リサイクル焼成炉※を有し、一般廃棄物の焼却灰や産業廃棄物をリサイクルしています。収集した焼却灰は、焼成した後リサイクルされ路盤材などにして販売しています。TKAMは産業廃棄物の収集運搬から焼却、溶融・最終処分等の処理を一貫して手がけており、SYZの焼成設備とリサイクル技術を所有することで、収集運搬から最終処理までのサービスに加え、リサイクル事業の拡大を図ります。また、SYZがこれまで培ってきた営業基盤をもとに東日本での営業を強化し、TKAMの福山市箕沖にある産業廃棄物処理工場とSYZの大型リサイクル工場との相乗効果を図り、一層の事業拡大をめざします。

ツネイシホールディングスは、環境問題に対する社会的な関心の高まりから、環境・エネルギー事業を造船、海運に次ぐ大きな柱と位置づけています。廃棄物処理・再生事業も処理からリサイクルへとシフトしていくと考えており、廃棄物の取扱量や取扱品目の拡大をはじめ、リサイクル率の向上をめざし、今後も設備投資や事業提携などを視野に事業を進めていきます。

さらに、常石グループでは、造船、海運、環境・エネルギー、サービスの4事業領域のすべてにおいて、新しい販路の開拓や市場への参入、海外進出、低コストで高品質な独自の技術・サービスの開発など、常石グループ各社が自ら成長の機会を見つけ、迅速に事業活動を展開していく意向です。

※焼成炉
1000℃程度の高温の炉内で原料内の不要な物質を除去、半融解し、原料の粒子同士を焼結させる炉。

■株式取得当事会社の概要

【買収会社】

会社名

ツネイシカムテックス株式会社

所在地

広島県福山市沼隈町大字常石1083

代表者

篠原 幸一

事業内容

廃棄物収集運搬、廃棄物中間処理(焼却、溶融)、最終処分業(管理型埋め立て)、船舶廃油の処理・再生、計量証明事業、汚染土壌処理

設立

昭和42年5月

資本金

1億円

売上高

3,481百万円(平成22年12月期)

従業員数

84人(平成23年8月末時点)

【被買収会社】

会社名

株式会社埼玉ヤマゼン

所在地

埼玉県大里郡寄居町大字三ヶ山50番地1

代表者

若林 伸次

事業内容

焼却灰のリサイクル(建材化)事業、砕石および砂利その他土木資材・骨材の製造・販売

設立

平成14年9月

稼働開始

平成18年4月

資本金

5,000万円

売上高

1,510百万円(平成23年3月期)

従業員数

32人(平成23年8月末時点)

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株式会社埼玉ヤマゼン

― 本件に関するお問合せ先 ―
ツネイシホールディングス株式会社
広報・CSR室
TEL:084-987-4915