TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.（所在地：フィリピン共和国セブ州セブ島バランバン）は、2014年9月30日に設立20周年を迎えます。これを記念して、8月18日にフィリピン・マニラで、メディア向け事業説明会を開催しました。

説明会には、TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.取締役社長の河野仁至、常石造船株式会社専務取締役・海外事業担当の河野健二、そしてPhilippine Economic Zone Authority（PEZA、フィリピン経済特区庁）長官のMs. LILIA DE LIMA（リリア・デ・リマ氏）が出席しました。

「TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.が設立20周年を迎えることができたのは、バランバンならびにフィリピン政府の支援のおかげと心から感謝しております。日本と同等の品質をここフィリピンでも実現できるようになったのは、フィリピン人従業員と日本人スタッフが、さまざまな困難を乗り越えながら力を合わせて努力をしてきた結果です。教育や技術指導に関しては、造船トレーニングセンターで技能訓練を行い、技術、技能取得のために日本へこれまでに約1,400人の従業員を研修に派遣しています。敷地内に日本語学校も設立し、日本へ行く研修生の語学教育や若手従業員に日本語教育に力を入れています。また、新入社員や中堅社員の研修の体系化を進めています。2010年2月2日にツネイシセブ財団を設立し、よりよい地域・社会づくりのために、学校、医療センターやディケアセンターなどの地域公共施設の新築、増築、補修や奨学金制度、環境保全活動を行っています。」と、TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.取締役社長の河野仁至は述べました。

また、常石造船株式会社専務取締役・海外事業担当の河野健二は「フィリピンは、2010年には世界第4位の造船大国に成長しています。常石造船は、フィリピンに造船所を作った最初の日本の造船会社として、これまでの20年間で193隻（2014年末までの見込み含む）の船舶を建造し、合計の売上高は約6,000億円（2014年売上高見込み含む）に達し、フィリピン経済の発展に貢献してきました。」と話しました。

TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.は、2013年度も、Philippine Economic Zone Authority（PEZA、フィリピン経済特区庁）で優秀地域プロジェクト企業賞と優秀輸出企業賞を受賞。2004 年からこれまでに9回受賞しています。

TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.では、これからも、品質の向上、生産性向上など、日本と同じレベルの技術と生産管理を徹底すると同時に、新設計の船の建造や、技術者の育成など、日本、中国、そしてフィリピンで造船事業を展開する常石造船グループのアジアの戦略拠点としての役割を強化していきます。

■TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.について
2014年に設立から20周年を迎えるフィリピン・セブ島にある、常石グループとフィリピンのアボイティス・グループとの合弁会社です。3万トン級から18万トン 級のばら積み貨物船を中心に、年間約20隻を建造し、従業員数は協力会社を含め１万人を超えるフィリピン有数の造船所です。Philippine Economic Zone Authority（PEZA、フィリピン経済特区庁）より、輸出事業におけるフィリピン経済の成長への貢献や、地域の発展に貢献するCSR活動で功績を認められ、優秀輸出企業賞と優秀地域プロジェクト企業賞などを2004 年からこれまで9回に渡って受賞しています。

URL：http://www.thici.com/
事業内容：船舶の建造および修繕
設立：1994年9月
従業員：1万3,000人（協力会社社員含む）
所在地：フィリピン共和国　セブ島　バランバン
Buanoy, Balamban, Cebu, Philippines 6041
敷地面積：約147万平方メートル
主要設備：船台2基、建造ドック1基、1,300トン級海上クレーン2基など
建造実績船種：ばら積み貨物船、自動車運搬船

―　本件に関するお問い合わせ先　―
ツネイシホールディングス株式会社
マーケティングコミュニケーション部
pr@tsuneishi.com
本社福山市　TEL:084-987-4915
東京オフィス TEL:03-3264-7733