三島明彦社長新体制の下、セブ市内で記者発表会を開催~ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ(セブ)

2015年5月15日

TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU)

[告知・募集]

三島明彦社長新体制の下、セブ市内で記者発表会を開催~ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ(セブ)

会場の様子

ツネイシ・ヘビー・インダストリーズ(セブ)(TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.,フィリピン、セブ島、バランバン)は、2015年1月1日付けの三島明彦新社長就任を受け、5月8日にセブ市内のホテルで記者発表会を開催し、フィリピンの主要メディア9社が参加しました。三島明彦社長は人材育成を重要課題とし、2015年には常石造船での研修を増やす計画を発表しました。このプログラムは、研修訓練を通して社員のビジネススキルや専門知識を高めることを目指しています。研修生は、常石造船の担当部門との円滑なコミュニケーションを図るため、日本語も学習します。

 TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.
 http://www.thici.com/

 TSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc.
 http://www.tsuneishi-tech.com/

この教育プログラムは3つのカテゴリーに分かれ、エンジニア、管理スタッフを対象とした1年間のプログラム、溶接工などの技能者を対象とした2年から3年のプログラムがあります。

TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.は過去20年にわたり常石造船で技術研修を行い、1,536人以上のフィリピン人従業員を派遣し、日本品質の技術習得を支援してきました。現在、224名のエンジニア、技能者、管理部門のスタッフが、常石造船で研修を受けています。

今年のTSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.の建造隻数は18隻を予定し、35,300 トン型3隻、58,000 トン型7隻、82,000 トン型7隻、180,000 トン型ケープサイズばら積み貨物船1隻となっています。6月にはTSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.通算200隻目の引き渡しが予定されています。

コスト競争力を強化するため、TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.は年間25隻から30隻の建造を目指しています。建造施設の増強は、第2船台が落成した2005年に始まり、2009年には新しい建造ドックが完工しました。これらの設備により現在は、建造隻数は年間20隻程度まで増加しています。

三島明彦新社長は1976年に設計技師として常石造船に入社し、30年以上にわたる常石造船の勤務を経て、2014年にTSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.の取締役になり今年1月から社長に就任しました。三島明彦社長は、「1997年に最初の建造船Sea Amelitaを竣工して以来、船の受注・建造数は次第に増え、新しい開発された船型の建造船も担当してきました」と述べています。

また、常石グループ造船事業の船舶設計を担うツネイシ・テクニカル・サービス(フィリピン)取締役のセギスムンド・エクサルタシオン二世が、同社社長に就任し、同社初のフィリピン人社長となりました。技師として26年のキャリアを持つエクサルタシオン社長は、1992年に設計技師としてツネイシ・テクニカル・サービスに入社し、2007年に取締役に就任しました。エクサルタシオン社長の就任により、経営の現地化を今後も進めて行く意向です。

「2014年は、数多くの節目を迎えた年でした。年間20隻、通算で191隻目の船を引き渡し、複数の新船型の建造に着手しました。TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.はフィリピンの造船産業をさらに前進させることを目指しています。2014年の国別竣工量で、フィリピンは4位にランクしています。フィリピン造船業は将来に向けた潜在能力が高く、フィリピン造船業の成長・発展に向け、さらに貢献していきます」、と三島明彦社長は抱負を述べました。

■TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.について
2014年に設立から20周年を迎えるフィリピン・セブ島にある、常石グループとフィリピンのアボイティス・グループとの合弁会社です。3万トン級から18万トン 級のばら積み貨物船を中心に、年間約20隻を建造し、従業員数は協力会社を含め1万人を超えるフィリピン有数の造船所です。Philippine Economic Zone Authority(PEZA、フィリピン経済特区庁)より、輸出事業におけるフィリピン経済の成長への貢献や、地域の発展に貢献するCSR活動で功績を認められ、優秀輸出企業賞と優秀地域プロジェクト企業賞などを2004 年からこれまで9回に渡って受賞しています。

URL:http://www.thici.com/
事業内容:船舶の建造および修繕
設立:1994年9月
従業員:約12,000人(2014年12月時点、協力会社社員含む)
所在地:フィリピン共和国 セブ島 バランバン
     Buanoy, Balamban, Cebu, Philippines 6041
敷地面積 :約147万平方メートル
主要設備 :船台2基、建造ドック1基、1,300トン級海上クレーン1基など
建造実績船種:ばら積み貨物船、自動車運搬船

■ TSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc.について
2015年に設立23周年を迎えるフィリピン・セブ島にある、常石グループの海外設計会社です。2次元および3次元CADなどのシステムを活用し3万トン級から18万トン 級ばら積み貨物船(KAMSARMAX、TESSシリーズ、CAPEサイズ)の船殻・艤装全般の詳細設計及び生産設計を行うことで、常石造船本社の設計業務をサポートしています。TSUNEISHI TECHNICAL SERVICES (PHILS.), Inc.は専門性の高い技術集団として、高品質の設計サービスを通じて、顧客ニーズに対応できる事業基盤を築き、TSUNEISHI HEAVY INDUSTRIES (CEBU), Inc.とともにフィリピン経済の成長や、地域の発展に貢献するCSR活動も積極的に取り込んでいます。

facebook:https://www.facebook.com/tsuneishitechnical
事業内容:船舶設計および設計支援
設立:1992年4月
従業員:約310人
所在地:フィリピン共和国 セブ州 バランバン
Buanoy, Balamban, Cebu, Philippines 6041
主要設備:AUTO CAD、3D MATES、NUPAS、CADMATIC、AVEVA PDMSなど
設計実績船種:載貨重量2万3千トン型、2万8千トン型、4万5千トン型、5万2千トン型、5万8千トン型、8万2千トン型及び18万トン型ばら積み貨物船、自動車運搬船

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社
CSV本部 マーケティングコミュニケーション部
pr@tsuneishi.com
本社福山市    TEL:084-987-4915
東京オフィス   TEL:03-3264-7733