常石集団(舟山)造船有限公司が 新船型の2,700TEU型コンテナ運搬船を初受注 常石造船のラインアップ拡充に対応

2015年11月17日

常石集団(舟山)造船

[技術・開発] [製品]

常石集団(舟山)造船有限公司が
新船型の2,700TEU型コンテナ運搬船を初受注
常石造船のラインアップ拡充に対応

2,700TEU型コンテナ運搬船(CGイメージ)

常石集団(舟山)造船有限公司はこのほど、常石造船株式会社が新たに開発した2,700TEU(2,700個積み)コンテナ運搬船を初受注しました。新開発のコンテナ船は、アジアなどの経済発展に伴う産業材や消費材などの海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路を担うコンテナ運搬船の需要増加に応える船型です。既存の1,020個積み型と比較し、速力をおよそ2割高めた21ノットの常用速力を備え、2018年から常石集団(舟山)造船で建造する予定です。

常石集団(舟山)造船では、ばら積み貨物船など従来の船種・船型に加え、今回の2,700TEUコンテナ運搬船を投入することにより、中国国内の新規顧客開拓も視野に、常石造船と連携して国内外での営業活動を強化する考えです。同社総経理の奥村幸生は、「市況低迷のなかでも、海上輸送は一定の需要がある。市場のニーズに柔軟に対応する製品ラインアップと、常石造船から受け継いだ日本品質の船づくりを実現する中国人スタッフとともに、顧客にとって価値の高い船舶を提供し続けていく」と話します。

常石造船では、世界の海運市場の多様なニーズに柔軟に対応するため、主力のばら積み貨物船やタンカー、木材チップ運搬船などの船種に加え、環境性能などに優れた新たな船種・船型開発を今後も進めていく意向です。

船  種 : 2700TEU型コンテナ運搬船
長さ×船幅×深さ : 200メートル×35.2メートル×16.8メートル
載貨重量トン   : 約33,200mt(メトリックトン)
総トン数 : 約28,500トン
主  機 : MAN B&Wディーゼル機関7G60ME-C9.5
航海速力 : 21.1ノット
建造工場 : 常石集団(舟山)造船有限公司

<常石集団(舟山)造船有限公司>
中国浙江省に位置する常石造船株式会社(本社:広島県福山市)の中国のグループ会社です。3万トン級~10万トン級のばら積み貨物船を中心に、年間20隻から25隻程度の建造能力を持ち、ばら積み貨物船のほかにも、コンテナ運搬船の建造を行っています。

URL:http://www.tsuneishi-zs.com/

■事業内容 :船舶の建造
■設 立  :2003年12月
■従業員  :約4,800人(2014年12月時点、協力会社含む)
■所在地  :中国浙江省舟山市岱山県秀山島
■敷地面積 :約120万平方メートル
■主要設備 :船台2基、建造ドック1基、700トン門型クレーン2基、3000トン級海上クレーン1基など
■建造実績船型:ばら積み貨物船、コンテナ運搬船

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシホールディングス株式会社
CSV本部 マーケティングコミュニケーション部
TEL:084-987-4915
pr@tsuneishi.com