最高級の畳、備後畳表~い草の栽培や織る技術を若い世代に継承~ツネイシみらい財団の文化伝統支援

2014年10月14日

ツネイシみらい財団

[CSR] [告知・募集]

最高級の畳、備後畳表~い草の栽培や織る技術を若い世代に継承~ツネイシみらい財団の文化伝統支援

備後畳表「備後い草」の苗

広島県福山市で最高級の畳として名を馳せながらも、生活様式の変化により需要が減少し、生産も減少の一途をたどる備後畳表。い草の栽培や畳表を織る技術を若い世代に伝承し、絶やさず後世へ継承することを目指している、備後い草再生プロジェクト実行委員会(所在地:広島県福山市)の活動を一般財団法人ツネイシみらい財団(所在地:広島県福山市)は支援しています。

▼ ツネイシみらい財団
http://www.tsuneishi-mirai.or.jp

備後い草再生プロジェクト実行委員会は、2014年9月23日福山市内で「株分け・箱苗作り体験会」を開催しました。備後の伝統や地域貢献、発展に関心のある人が集まり、交流を深めることを目的とした本体験会には、市内から18人参加しました。備後い草の最高品種であり今では稀少品種である”せとなみ”の植え付けの準備として、い草の苗を株分けし、植え付けをする機械に設置するための箱苗づくりをしました。い草に触れることで地元の産業の歴史を知り、誇りを持って地元を見つめ直すきっかけ作りとして、ワークショップの実施など活動の継続を予定しています。今回の箱苗された備後い草は、11月下旬から12月中旬頃に本田に植え付けし、2015年7月に刈取る予定です。

「地域の活性化」「子どもの健全育成」「文化伝統支援」の3つを運営方針に掲げるツネイシみらい財団は、郷土の貴重な伝統文化の継承・発展を目指し活動する、備後い草再生プロジェクト実行委員会の備後い草の再生する活動を助成し、支援することで、備後地域の伝統産業を復興・継承し、地域の発展を目指しています。

<備後畳表とは>
備後畳表は天文、弘治(1532~57年)頃の山南村(現在の広島県福山市沼隈町)でい草を栽培し引通表を織ったのが始まりと言われています。慶長5年頃(1600年)に短いい草を使用した中継表が考案され普及しました。宮中や幕府の御用表や献上表の指定銘柄として品質の高い備後の特産品として保護奨励されていました。

■ 備後い草再生プロジェクト実行委員会
http://www.facebook.com/bingo.igusa
所在地:〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆595
委員長:出原昌直
今では稀少となった地域の伝統産業「備後畳表」を継承するため、伝統的な技法を受け継ぐ活動を地域と共に行い、普及・振興させることを目的として、2013年3月設立。い草栽培から畳表の制作まで、備後畳表に関する普及啓発活動及び人材育成を行う。活動にあたり2013年度(11月~)は一般財団法人ツネイシみらい財団より、2014年度は一般財団法人義倉より助成支援をうける。

■ 一般財団法人ツネイシみらい財団
http://www.tsuneishi-mirai.or.jp
所在地:〒720-0313 広島県福山市沼隈町常石1083番地
代表理事:神原勝成
常石グループは1903年の創業以来、地域に支えられ共に成長する企業として地域社会と一体となった社会貢献活動に取組んでいます。ツネイシみらい財団は常石グループの創業の理念に基づき、市民・行政・企業が協働したまちづくりと子どもの健全育成を通じて、地域の活性化と豊かな市民生活の実現に寄与することを事業目的とし2010年に設立しました。

<本件に関するお問い合わせ先>
一般財団法人ツネイシみらい財団
〒720-0313 広島県福山市沼隈町常石1083番地
Tel.084-987-1534 Fax.084-987-3310
E-Mail: office@tsuneishi-mirai.or.jp