百島航路フェリー「百風(ももかぜ)」~生活の足として高い公共性を持つ瀬戸内の離島航路を結ぶ備後商船

2015年2月24日

備後商船

[製品]

百島航路フェリー「百風(ももかぜ)」~生活の足として高い公共性を持つ瀬戸内の離島航路を結ぶ備後商船

瀬戸内の離島航路を結ぶ「百風」

備後商船株式会社(所在地:広島県福山市沼隈町常石1083番地)が運営する百島航路に新しく就航する、"百風(ももかぜ)"が完成し、お披露目式・船内見学会が2015年2月21日(土)に福田港にて執り行われました。百風は3月10日に就航予定です。

セレモニーで平谷祐宏尾道市市長は「百島航路は、離島である百島と本土を結ぶ唯一の公共交通機関として、重要な役割を担っています。百風を、皆さまの生活の足として、また島内・島外の交流促進にご利用いただき、可愛がっていただければ幸いです。百風が皆さまに愛され、親しまれながら、百島の活性化に繋がることを祈念いたします」とあいさつをされました。

船名の百風は百島中学校の生徒によるネーミングで「百島に新しい風を吹かせる」の想いがこめられています。船体はアートベース百島がデザインし、ブルーと赤は、瀬戸内の海、風、太陽。ブルーと赤のハーモニーと、躍動感が感じられるようなデザインで、青と赤のさまざまな大きさの半円形が描かれています。

百風は尾道市が尾道市向東町の神原造船に発注し建造され、運航事業者に貸与する公設民営方式を採用しています。広島県内の離島航路を公設民営方式で維持するのは初めてとなります。

○新造旅客フェリー「百風」
全長38.12m、幅8.9m、総トン数は160t。旅客定員は150人で、普通自動車4台、10tトラック2台を搭載できます。車両はバックで乗り込んでいましたが、百風は両ランプ式で、前進で乗って前進して降りることができます。また幅広い利用者の利便性を高めることから1階甲板にも客室をつくり、バリアフリートイレを備えるなどバリアフリー化につとめています。尾道港・百島(福田港)・常石港を運航する「フェリーびんご」が建造就航から25年が過ぎ老朽化したことから尾道市が昨年度から事業を進め今年2月に発注。

備後商船株式会社
所在地:〒720-0313広島県福山市沼隈町大字常石1083番地
代表取締役社長 栗本憲男
設立:1964年
社員数:12人(2015年1月現在)
事業概要:船舶による荷客運送業

<本件の問い合わせ先>
備後商船株式会社
広島県福山市沼隈町大字常石1083番地
TEL 084-987-2711 FAX 084-987-2710